アーティファクトフォロワーの展開と、破壊されたアーティファクトの種類を6種類以上にした場合に発動する強力な効果を使って戦うデッキ。
6種類達成後の破壊力や制圧力は中々のものであり、運が絡むものたった1コストの《アーティファクトスキャン》1枚からとんでもない展開を作る事もある。
《ギガスファクトリー》を使えば時間と盤面の許す限りでアーティファクトと打点を出し続けることができる。
他にも個性的なカードが多く、ゲームごとに違う様々な動きをすることが可能。
序盤の展開を押し付けながら相手の動きに合わせて勝ち筋を追っていく対応型デッキといえる。
●《人造の代弁者・ヴァーミディア》を引くと序盤から仕掛けてくる相手に対してかなり有利に立てる。
⇒序盤から使える突進、回復は強力で、中盤からついてくる全体守護も詰ませ性能が高い。
⇒確率は高くないもののサーチ手段が豊富であるため、それなりの頻度で引くことが出来る。
●《キャノンアーティファクト》等、低コストで出せる高打点カードが多い。
⇒《キャノンアーティファクト》は6種類破壊を達成して《ジェネシスアーティファクト》を出す必要があるが、その後は2コストから11~13点ものダメージを期待することができる。
⇒他にも《ゲートリベレーター・ラズリ》から加わる1コストの《レディアントアーティファクト》も強力。
⇒《アーティファクトスキャン》は運次第ではあるものの回収するカードによっては1コストから打点が跳ね上がる。
●《ギガスファクトリー》の爆発力が高い。
⇒アーティファクトを出し続けて除去をしながら大量のドローによってデッキに埋まっている打点を回収することができる。
⇒他のデッキでは覆せないような盤面も覆すことが可能。
⇒《加速装置》は制限カードだが、引くことができれば似たようなことを早期から行うことも可能。
●《マーキュリーイージス・シオン》による奇襲が強力。
⇒並べたアーティファクトをそのままにしている相手に対して一気にとどめを刺すこともある。
⇒終盤に近づくほど強くなっていくデッキであるにも関わらず、序盤から仕掛けていく事が可能。
●消滅や変身といった除去に弱い。
⇒破壊されないと条件達成に近づかないため、非常に痛い。
⇒除去されているため展開が通っているというわけでもない。
●貫通力の高いOTKデッキが苦手
⇒速度負けしやすく、条件を達成する頃には勝負がついていることが多い。
⇒「ガルラウヌエルビショップ」「ホズミエルフ」「テイカーネクロマンサー」「超越ウィッチ」は天敵。
●攻撃力が3以下のフォロワーばかりであるため、早期に出てくる体力4以上のフォロワーの処理が若干苦手
⇒《煉獄のダークナイト》や《リッチ》に困ることが多い。
序盤はアーティファクトタイプのフォロワーを場に並べていく。
最軽量かつ後続を探せる《スピネのアーティファクト》《至純の原型・アギル》
条件達成後はパワーカードとなる《アーティファクトスキャン》をサーチしながら打点をデッキに積むことが出来る《ゲートリベレーター・ラズリ》
回復と除去を兼ねながら、葬送と合わせて破壊されたアーティファクトを3種類増やすことが出来る《人造の代弁者・ヴァーミディア》
ドローしながらアーティファクトを自壊させ、自身が3/1のフォロワーとなる《メカニカルドッグ》
これらを展開して圧をかけつつ、必要に応じてトレードを行い破壊されたアーティファクトの種類を稼いでいく。
4ターン目までに6種類のアーティファクトを並べて、5ターン目に6種類破壊を目指す。
基本的にはコスト通り動いていくが、相手によっては《勇気の少年・カシム》等1ターン目で置いた《スピネのアーティファクト》に対して先攻2ターン目で除去を行ってくることもあるため《メカニカルドッグ》のコストとして《スピネのアーティファクト》を温存する選択肢もある。
また《ゲートリベレーター・ラズリ》を出せると、《至純の原型・アギル》の融合変身をしやすくなる。
大きく動くのは5ターン目からで主に《アーティファクトスキャン》を使った展開をしていく。
前のターンに《アーティファクトスキャン》で0コストのアーティファクトを回収できていたり、1コストのアーティファクトと《生命の量産》を持っている時は《ギガスファクトリー》から走り出すことが出来る。
運が良いと《アーティファクトスキャン》から《ジェネシスアーティファクト》や《セレスティアルアーティファクト》を回収できるため、序盤に出した打点と合わせてそのままリーサルまで持っていく事もある。
リーサルを取るのはだいたい《アーティファクトスキャン》を使った次のターンになりがちで、使ったターンは《人造の代弁者・ヴァーミディア》の守護盤面で制圧しつつ《ゲートリベレーター・ラズリ》等で打点を構えていくことが多い。
OTK対面に《ギガスファクトリー》と《メカニカルドッグ》を回して《虚数物体》を引くという動きもある。
場合によっては《純真の模範・アギル》への融合変身からの進化も一考の余地あり。《アーティファクトスキャン》から《ゲートリベレーター・ラズリ》を回収すると《アーティファクトスキャン》2枚目が手札に来ることもあって狙いやすい。
《至純の原型・アギル》は不要なカード(2枚目の《ギガスファクトリー》等)を融合して手札を空け、各種ドロー効果を受けやすくすることもできる。
無理してリーサルを探そうとするとかえって勝てなくなることもあるため、基本的にはじっくりと行きたい。
《ギガスファクトリー》下では、自分が何を目指しているか忘れないようにしたい。
《ジェネシスアーティファクト》から《生命の量産》で《キャノンアーティファクト》を増やしてリーサルを狙うか、《人造の代弁者・ヴァーミディア》の回復と守護で制圧するか等、大雑把な目標を決めておくと動きがふらつきにくい。
また《アーティファクトスキャン》を引くととりあえず使用したくなるが、場合によっては使いにくいアーティファクトを回収しただけで手札を圧迫してしまうこともあるため我慢することも求められてくる。
相手の状況や自分の手札と相談して、有効かつ狙いやすい形を見つけよう。
なお、リーサルパターンの例として以下のようなものがある。
●《人造の代弁者・ヴァーミディア》で制圧する。
⇒リーサルというよりは詰ませるパターン。無理しなくて良い時は無難にこれを目指すのが良いだろう。
●《ゲートリベレーター・ラズリ》を連打し《レディアントアーティファクト》と《マーキュリーイージス・シオン》で勝つ。
⇒相手の盤面がぶ厚いなどの理由で《キャノンアーティファクト》が通りにくい場合に有効。ただし決めるには技術と運が必要。
●《キャノンアーティファクト》を連打する。
⇒《キャノンアーティファクト》4体は進化込みでちょうど20点になる。
●《セレスティアルアーティファクト》を本体で使用する。
⇒《アーティファクトスキャン》から引くパターンだけではなく、8コストの本体に《生命の量産》をかけて使うこともある。
⇒《加速装置》《ギガスファクトリー》を両方置いていると狙いやすい。
●上記の複合
⇒《レディアントアーティファクト》と《キャノンアーティファクト》2枚に《マーキュリーイージス・シオン》を合わせるパターン等、様々な組み合わせがある。
《スピネのアーティファクト》を出せるカードや《メカニカルドッグ》等、序盤から出せるカードをキープする。
《人造の代弁者・ヴァーミディア》はあるかないかでかなり出力が変わってくるためキープしたいが、葬送先まで一緒にキープする必要はない。
相手のクラスによっては《虚数物体》等メタカードをキープしていく。
●盤面の空きが1つしかない時に《人造の代弁者・ヴァーミディア》を出すと、攻撃力0のアーティファクトを出す事で相手の盤面の体力を温存しつつ《ギガスファクトリー》のドローを行うことができる。
⇒他にも、守護は置きたいが葬送したくない場合に使える工夫。
●「狂乱ヴァンパイア」に対して後攻2ターン目に《加速装置》を置くと、次のターン3コストのアーティファクトを出せるため《フラウロス》展開を返しやすい。
●《不可侵の教会》が相手の場にある時は《キャノンアーティファクト》を出して攻撃し自壊することで繰り返し《キャノンアーティファクト》のダメージを与えることが出来る。
⇒とはいえ《不可侵の教会》に困る場面もあったりする。
●序盤で《終末の番人・スピネ》《遺物の同調》が両方ある時は、《終末の番人・スピネ》から使う方が良い。
⇒《遺物の同調》は《加速装置》でPPが回復する他《生命の量産》の対象にすることができる。
●《至純の原型・アギル》のファンファーレと《スピネのアーティファクト》のラストワードが両方使える場合、基本的には後者を先に使用した方が良い。
⇒2枚目の《至純の原型・アギル》が来る確率が下がり、新しいアーティファクトを手札に加えやすくなる。
●《鳳凰の庭園》に対して《マーキュリーイージス・シオン》を本体で出して粘る選択肢がある。
⇒《人造の代弁者・ヴァーミディア》による守護で守ったり《ギガスファクトリー》の効果で強化をするとなお強力。
「庭園ドラゴン」に対して粘っている様子。
《無情の侵食》:3コストで最低2種類のアーティファクトを展開できるスペル。《アーティファクトスキャン》の質が下がる等デメリットもあるが、コスパはかなり良い。
《アーティファクトインパルス》:2コスト6点にもなる展開札。ただ《エンシェントアーティファクト》は後続に繋がらないため若干リソース面での不安がある。
《紡ぎ繋ぐ糸・エヴァミア》:進化後の守護+ダメージ軽減効果は特定の対面に対して強力で、ファンファーレも《至純の原型・アギル》の条件達成に貢献できる。ただ、OTKを止める力はあまり強くないため器用貧乏感が目立つ。
《ジェットウィールダー》:《至純の原型・アギル》の条件達成を大きく進めることができる1コストのフォロワーであり、後半もデッキに打点を埋めることができるため意外に役割が広い。ただしこれ自体はアーティファクトではないため入れすぎには注意。
《アストロウィング・ララミア》:4点AOEを持ち《アーティファクトインパルス》等を通しやすくなる。種類の達成状況に関係なく疾走を持つためアグロのダメ押しに使えるのも大きなメリット。
【STR~ROG】
《マーキュリーイージス・シオン(変更前)》:アクセラレートが5コストに、本体が9コストに上昇。採用は厳しい。
【FOH】
《アーティファクトスキャン(変更前)》:コストが減少。ただし《ゲートリベレーター・ラズリ》からサーチできなくなるというデメリットもある。
【CDB】
《ジェネシスアーティファクト(変更後)》:手札に加わる《キャノンアーティファクト》が1枚減る。
【ORS~RSL】
《純真の模範・アギル(変更前)》:コストが上昇。かなり使いにくいが融合変身前は変わらず強力なため採用圏内。